奈良の秘密は仏教にある
「死とは何か?自分とは何か?」という人間として永遠のテーマであるこの問いかけに対し、奈良にはその「答え」があります 。
なぜ奈良に?
仏教の哲学・思想の中に「唯識(ゆいしき)」というものがありますが、そこには「自己」について超越的な概念・思想が記されています。
この教えは突きつめれば突きつめるほど奥が深すぎて、しかも凄く面白い。
自分という概念にとらわれて苦しんでいるかたにはお勧めです。
その思想を説いている仏教宗派は「法相宗」で、大本山は奈良「興福寺」と「薬師寺」です。



法相宗は、あの西遊記の三蔵法師で有名な中国の偉いお坊さん「玄奘三蔵」が開祖です。
このかたが三蔵法師さまです。
命がけでシルクロードを辿りインドまで行って、のちに仏教を伝えて下さった玄奘三蔵。
そして日本のお坊さんである「道昭 (どうしょう)」というかたが遣唐使にて中国に渡り、この三蔵さまに弟子入りしています。道昭は日本に帰国して法相宗を伝えました。
道昭は玄奘三蔵さまにとても可愛がられていたというエピソードがあります💛
当時は法相宗は「法隆寺、興福寺、清水寺、薬師寺」の4寺でしたが、法隆寺と清水寺は別の宗派になりましたので現在は残りの2寺です。
法相宗の唯識(ゆいしき)

昔、この法相宗(唯識)は弾圧を受けて消えかかろうとしていた時期もあったそうですが、当時の法隆寺の管主「佐伯定胤(さえきじょういん)」が守り抜いて下さったそうです。
この法相宗の教学である「唯識思想」はかなり貴重な思想です。断固守って下さったことにここでも本気の感謝が湧き起こります。
私の曾祖父は、この佐伯定胤さんに師事していたことがあるそうです。その時に師から唯識を学んだということですが、その話を聞いて私も唯識を学びたくなりました。
唯識思想は苦しみを無くしてくれる

唯識はトラウマを消してくれ、未来の不安も無くしてくれて、この世の苦しみさえも無くしてくれるものでした。
玄奘三蔵が命を懸けてもインドに学びに行きたいと思った「唯識のおしえ」
彼は、その唯識が当時の中国を救うと信じていました。
当時の中国は隋が滅び唐が開いたばかりで、庶民たちは治世の不安と飢えに苦しんでいました。
人々を救うのは心の安らぎ、それには仏教、その中でもこの唯識だ!と、玄奘さんは思いました。
それほどの教えである唯識、
人間の苦しみを超え、安らぎに導く教えです。
今、唯識を学べることが自分にとっては最高の幸せだと感じられます。
一生この教学を学びながら生きて行きたいと思って、
多くの人に唯識を知って頂きたいと願います。







