今からもう何十年も前のお話なのですが、私は当時、不思議体験ばかりしていて不安と身の危険を感じていた時期がありました。
いろいろな方のつてで、とある霊能者のセミナーに伺うことになり、知人と一緒にでかけました。
知人は私よりも30歳以上も年上の女性でしたが、商売をされていてチャキチャキの元気なおばちゃんでした。
彼女は商売繁盛のためにそのセミナーを受けたいと言っていました。
そのセミナーに紹介してくれた方Aさんと、おばちゃんと、3人ででかけたのですが、セミナー会場はとても大きな宗教施設のようなところで、広い敷地に荘厳な建物、そして会場へと続くこれまた頑丈で荘厳な門がありました。
ぞくぞくと全国から大勢の人が集まってきていて、門の中へと入っていました。

私たちも皆に続いて門を入っていきましたが、知人のおばちゃんが門の向こう側から一向に入ってこないのです。
Aさんと私は後ろを振り返り「どうしたの_?」と聞くと、彼女は真っ青な顔をして硬直していました。
彼女のところまで戻ってみて驚きました。
おばちゃんは石のように硬直していて体が動かず、足が前に出ない、と言うのです。
そんなバカな、と思いつつ背中を押しても手をひっぱっても動かない。
Aさんは何かを感じたらしく、おばちゃんに「手当て」をしました。それは手をかざして除霊みたいなことをし出したのです。
20分ほど除霊したでしょうか、するとおばちゃんはサーっと力が抜けて体が動くようになりました。
そして普通~に門をくぐりました。
セミナー会場では霊能者の方の有難いお話を聞いたはずですが、内容はすっかり忘れてしまいました(;▽;)
セミナーは遠出の場所で開催されていたので私たちはその日、そこで1泊することにしました。
そしてその晩のことです。私たちはとても恐ろしい体験をすることになりました。
夕飯を食べ、団欒を取って、それから就寝。
大広間に敷布団をならべてみんなで雑魚寝です・・・
そこまでは、中学時代の野外活動のようで楽しかったのですが・・・
静まり返った深夜2時ごろ、暗闇の中・・・・
隣で寝ていたおばちゃんが急に大声で笑い出したのです!
「ウォオオオオオオハァハァハァハハハハハハハハハハハハ!」
それは明らかに女性の声ではなく男性の野太い声でした。